最近の Prism Central では、Marketplace から Nutanix Database Service(NDB)を展開できるようになっています。そこで、Marketplace から NDB Server を展開してみます。
今回の内容です。
今回の環境
利用するソフトウェア バージョンは下記です。
- Prism Central pc.2023.3
- NDB Server v2.5.1.1
Prism Central には、Nutanix CE 2.0 の Nutanix クラスタ(ハイパーバイザは AHV)を登録済みです。
そして AHV では、NDB Server を接続する予定の IPAM が有効なネットワークを作成してあります。この Prism Central には Nutanix クラスタが2つ登録されているので、ネットワーク「nw-vlan-12」を、NDB Server を展開する予定の「lab-nxce-02」クラスタに作成してあります。
Marketplace の有効化
Prism Central で、Marketplace を有効化しておきます。
NDB Server の展開
Prism Central で「Admin Center」→「マーケットプレイス」を開き、Database Service の「取得」をクリックします。
Database Service の画面が開くので「展開」をクリックします。
アプリケーション名をクリックして、画面をスクロールします。
- アプリケーション名: NDB-01
vCPU 数とメモリ(GiB)を指定して、画面をスクロールします。このラボ環境ではリソースが少ないので、あえてデフォルト値よりも少なく設定しています。
- vCPU: 2 ※デフォルトは4
- メモリ(GiB): 12 ※デフォルトは16
NDB Server の vNIC を接続するネットワークを選択して、画面をスクロールします。
- NIC 1: nw-vlan-12(lab-nxce-02 クラスタのネットワーク)
ちなみに、Prism Central に複数の Nutanix クラスタが登録されている場合は、ここで選択したネットワークが作成されている方のクラスタで、NDB Server のディスク イメージのダウンロードと、NDB Server の展開が実施されるようです。
「認証情報」→「default cred」を開いて、NDB Server の OS ユーザ(nutanix)に設定するパスワードを入力します。ただし、ここでユーザ / パスワードを入力しても実際のところ NDB Server の SSH ログイン ユーザは era / Nutanix.1 のままだったりします。
そして、ここまで入力したら「展開」をクリックします。
NDB Server の展開が開始されるので、「管理センターで表示」をクリックします。
しばらく待つと「マイ アプリ」に、NDB のアプリとして「NDB-01」が表示されるので、「管理」をクリックすると、進捗が確認できるようになります。
管理画面を開くと、NDB-01 が展開処理中(プロビジョニング)であることがわかります。NDB Server の展開は、初回に仮想ディスク イメージのダウンロード(Era という名前のディスク イメージ)が実施されるので、そこそこ時間がかかります。
展開処理が完了すると、NDB Server の仮想マシンが展開され、起動された状態になります。
Prism Central の「Infrastructure」→「仮想インフラ」→「VMs」で、仮想マシンが作成されていることが確認できます。
- 仮想マシン名:NDB-01-0 ※アプリケーション名を「NDB-01」にした場合
NDB Server Web UI へのアクセスと初回セットアップ
「Infrastructure」→「Database Service」を開くと、NDB Server の Web UI が開けます。
Web ブラウザの証明書エラーを無視して進めると、「Nutanix エンドユーザー ライセンス契約」が表示されます。
ここからは、下記投稿にある「4. NDB の Web UI への初回ログイン」以降と同じ手順となります。
以上。