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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

NDB Server をセットアップしてみる。後編: NDB Server の初期設定

Nutanix CE に、Nutanix Database Service(NDB)の NDB Server の仮想アプライアンスをデプロイした後の、「NDB へようこそ」ウィザードでの設定を進めてみます。

前編はこちら。

今回の内容です。

構成のイメージです。

NDB へようこそ

ひたすらウィザードを進めていきます・・・

1. NDB のクラスタ

まずは、NDB クラスタの名前を入力して、Nutanix クラスタを登録します。

ここでは、登録する Nutanix クラスタのアドレス(クラスタ VIP)、ユーザ、パスワードを入力して「次へ」をクリックします。

クラスタ名はデフォルトのまま「EraCluster」にしています。Nutanix Era は「NDB」に改名されましたが、まだ UI / パラメータ / ファイル名 などに「Era」が残されています。

ちなみに、Nutanix クラスタ VIP のアドレスは、IP アドレスで入力する必要があります。ホスト名(FQDN)で入力すると、下記のようにエラーになり進めません。

また、登録する Nutanix クラスタは、ウィザードを進めている NDB Server 仮想マシン自身が稼働しているクラスタである必要があります。

2. ネットワーク セグメンテーション

この画面では、Prism との通信、iSCSI データ サービス(Nutainx Volumes Storage)との通信、管理対象の DB サーバとの通信を、別のネットワーク(VLAN)に分離することができます。今回は、特に通信を分離せずにデフォルトのまま「次へ」をクリックします。

3. サービス

ここでは、NDB Server への各種サービス設定のパラメータを入力して「次へ」をクリックします。

  • DNS サーバー
  • NTP サーバー: 自動的に NTP サーバーのアドレスが数件入力されるが、手入力でも編集できる。今回は実験的にデフォルトのまま進めてみたが、8アドレスでも設定はできた。
  • タイムゾーン: 基本的に UTC
  • SMTP サーバー: 今回は設定しない

設定が反映されるのを少し待ちます。

4. ストレージ コンテナ

NDB が DB のプロビジョニングに使用する、Nutanix HCI のストレージ コンテナを選択して「次へ」をクリックします。

ちなみに、ストレージ コンテナとは、Nutanix が仮想ディスクなどを配置するストレージ領域のことで、ESXi でのデータストアにあたります。これは、デフォルトで作成される「default-container-~」コンテナでも構いません。

5. ネットワーク プロファイル

NDB が DB のプロビジョニングやクローンをする際に接続するネットワークを選択して「次へ」をクリックします。ここで選択した Nutanix のネットワークによって、NDB の「ネットワーク プロファイル」が作成されます。これは、あとからでも追加作成できます。

6. NDB の設定

「6. NDB の設定」のタブには設定項目がなく、ただ下記のように設定処理が進められます。完了したら「開始します」をクリックします。

これで、NDB が利用できるようになりました。

この画面は、画面左上のメニュー →「はじめましょう」からいつでもアクセスできます。

これで、PostgreSQL などの NDB に同梱されている(ソフトウェア プロファイルが用意されている)DB であれば、この後すぐにプロビジョニングできます。

以上。

 

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