Nutanix Meetup Hybrid 25.05 で話した「Nutanix CE の配置パターンについて」の登壇資料です。今回は Nutanix ラボのメモリ容量を中心とした回(?)でした。
今回の内容です。
はじめに
今回は、マシンあたりのメモリが 64 GB の世界での CE 配置について話しました。
今日時点の私のホームラボでは、Nutanix マシンのメモリは 128 GB で、Nutanix クラスタのメモリは 156 GB です。
Nutanix CE を展開ときには、自分自身の目的を明確にしておくことが大事です。用途によって、Nutanix CE の配置を決定します。
Nutanix CE 配置を検討するうえでの観点
まずは、Nutanix CE の基本セットです。最近の Nutainx 環境では、Prism Central は必須です。
今回はメモリ回なので Nutainx CE のメモリ容量の要件(32 GB)についても復習しておきます。
まずは、Prism Central クラスタ(Prism Central インスタンス)をいくつ配置するか決めます。複数の Nutainx 環境をを管理したり、DR や移行の検証をしたい場合は、Prism Central が複数必要なことがあります。
そして、Prism Central クラスタの PCVM の台数を決めておきます。
Prism Cenral クラスタあたりの PCVM は、1 or 3台です。アンチ アフィニティ ルールが設定されるので 3 PCVM の場合は、AHV ホストも 3台用意することになります。
つづけて、Nutainx クラスタ(Prism Element)の数を決めます。
AHV ホストのノード数を決めます。Nutanix CE では、Nutainx クラスタあたりのノード数は 1 or 3 or 4 台ということになっています。データの冗長化(RF)、HA、ライブ マイグレーションなどの検証をする場合は、3 or 4ノードのクラスタを構成します。
ベアメタル(物理マシン)と、ネスト(仮想マシン)の、どちらに Nutanix CE をインストールするかを決めます。
ネスト構成では、物理マシンにはハイパーバイザー(ESXi や AHV)をインストールして、Nutanix CE は仮想マシンにインストールします。ラボのマシン配置が柔軟になり、ハイパーバイザーのスナップショット機能などが利用できるので検証効率も向上します。
物理マシン(ネスト構成の場合は Nutanix CE 仮想マシンも)の配置を決めます。
自宅の Nutanix CE 配置(2025/5/21 時点)
セッション当日時点の、私の自宅 Nutainx ラボの様子です。
- Prism Central クラスタは 1つ
- Prism Central クラスタの PCVM は 1つ
- Nutainx クラスタは2つ(Prism Central 用と、Flow Virtual Networking 検証用)
- クラスタのノード数は、1ノード(Prism Central 用)と 3ノード(FVM 検証用)
- ネスト構成を採用
- 物理マシンは 2台で、「Prism Central 用ホスト」と「それ以外」で分割配置
ということで、下記のような Nutainx CE 配置になっています。
ちなみに、物理マシンと Nutainx クラスタのメモリ容量は下記のようになっています。
Prism Central で、2つの Nutainx クラスタが登録されていることがわかります。(3クラスタあるうち 1つは破損)
AHV ホストは、64GB x 1 台、32GB x 3台です。
ネストの外側です。メモリはオーバーコミットしています。
まとめ
Nutanix CE をたくさん置こう
録画
当日の録画はこちら。
以上。