NTNX>日記

個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Flow Virtual Networking の NAT VPC を構成してみる。Part-02:Floating IP アドレスの割り当て

Flow Virtual Networking(FVN)の Overlay サブネットに接続されている仮想マシンに、Floating IP アドレス経由でアクセスしてみます。

 

今回の環境

FVN で、NAT 構成の VPC と Overlay サブネットを作成してあります。

Overlay サブネットに接続された仮想マシンを作成して、Floating IP アドレスを割り当てます。

 

1. 仮想マシンの作成

Overlay サブネットに接続した Linux 仮想マシンを、下記の構成で作成しておきます。

  • 仮想マシン:vm12
  • IP アドレス:10.0.11.13(Nutanix IPAM での DHCP 設定)
  • 接続サブネット:overlay-11
  • すでに SNAT で外部ネットワークへの接続は可能です。

 

仮想マシン「vm12」では、ゲスト OS 側でも IP アドレス「10.0.11.13」が設定されています。

 

2. Floating IP の作成と仮想マシンへの割り当て

Prism Central の「Network & Security」→「Floating IPs」を開き、「Request Floating IP」をクリックします。

Floating IP のパラメータを入力して、「保存」をクリックします。今回は、IP アドレスの払い出しと同時に、仮想マシンに割り当てます。

  • External Subnet:nw-vlan-21-extnat
  • Number of Floating IPs:1
  • Assign Floating IPs:チェック ON
  • VM:vm12

少し待って画面を更新すると、Floating IP アドレスが表示され、仮想マシン「vm12」に割り当てられたことが確認できます。

今回は、下記の IP アドレスが払い出されています。

  • Floating IP Address:192.168.21.29

 

3. Floating IP アドレスへの接続

VPC の外にあるマシンから、Floating IP アドレス宛に SSH で接続してみます。

外部ネットワークにあるマシンから、Floating IP あてに SSH でログインすると、vm12 にログインできます。

  • アクセス元のマシンは、Floating IP の External Subnet(192.168.21.0/24)に到達可能なネットワークに配置してあります。
  • Floating IP でログインした Linux の IP アドレスを確認すると、vm12 の「10.0.11.13」が設定されています。

つづく。

 

©2024 gowatana
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこの 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。