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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Flow Virtual Networking の Overlay サブネットを作成してみる。Part-02:仮想マシンの作成(Static IP 設定)

Flow Virtual Networking(FVN)の Overlay サブネットに接続された仮想マシンを作成してみます。今回は、Oracle Linux 9.5 の Cloud Image を利用します。

今回の環境

FVN による Overlay サブネットは、下記のように作成してあります。

 

今回の投稿では、Overlay サブネットに接続された仮想マシンを作成します。

 

仮想マシンの Cloud Image(Oracle Linux 9.5)

今回は、Oracle Linux 9.5 の Cloud Image から仮想マシンを作成します。ディスク イメージは、下記から x86_64 用の QCOW2 ファイルをダウンロードしておきます。

そして、Prism Central でイメージ サービスに登録してあります。

 

仮想マシンの作成

Prism Central で「Infrastructure」→「仮想インフラ」→「VMs」を開き、「Create VM」をクリックします。

 

「Configuration」画面で下記を入力して、「次へ」をクリックします。

  • Name:vm01
  • Cluster:lab-nxce-10(この Prism Central では複数の Nutanix クラスタを管理しているので、FVN が有効なクラスタを選択)
  • CPUs:1 vCPU
  • Cores Per CPU:1 Core
  • Memory:1GiB

 

「Resources」画面で、「Attach Disk」をクリックします。

 

イメージ サービスに登録してあるディスク イメージを選択して、「Save」をクリックします。

  • Operation:Clone from Image
  • Image:OL9U5_x86_64-kvm-b253.qcow2

 

「Attach to Subnet」をクリックします。

 

Overlay サブネットと IP アドレスを入力して、「Save」をクリックします。IP アドレスは、サブネットに設定したネットワーク アドレスの範囲から採番します。

  • Subnet:overlay-01 (vpc-01)
  • Assigment Type:Assign Static IP
  • IP Address:10.0.1.101

 

Boot Configuration を選択します。

  • Boot Configuration:Legacy BIOS Mode

 

確認画面が表示されるので、「Confirm」をクリックします。

 

「次へ」をクリックします。

 

「Management」画面で Cloud-init による Guest Customization を指定して、「次へ」をクリックします。

  • Script Type:Cloud-init (Linux)
  • Configuration Method:Guided Script
  • Username:nutanix
  • Password:nutanix ユーザーに設定するパスワード

 

「Review」画面で、設定を確認して「次へ」をクリックします。

 

少し待ってから画面を更新すると、仮想マシンが作成されます。

 

作成された仮想マシンを選択して、「Actions」→「Power Operations」→「Power On」をクリックします。

  • 仮想マシン:vm01

 

仮想マシンがパワーオンされるので、Cloud-init によるゲスト OS の設定を待ちます。(数分程度)

 

起動した仮想マシンの様子

今回の仮想マシンは、Nutanix クラスタの外部から接続できない Overlay サブネットに接続されています。VPC は外部のネットワークとは接続されていませんが、仮想マシンから Overlay サブネットのゲートウェイまでは通信できます。

 

そこで、コンソールから仮想マシンに接続して、ping で通信確認を実施してみます。

Prism Central で「Infrastructure」→「仮想インフラ」→「VMs」を開き、仮想マシンを選択して「Actions」→「Launch Console」をクリックします。

  • 仮想マシン:vm01

 

仮想マシンのコンソールが開くので、Cloud-init の Guided Script で入力した nutanix ユーザーでログインします。

ゲスト OS でも、仮想マシン作成時に指定した IP アドレス(10.0.1.101)が設定されていることが確認できます。そして、Overlay セグメントのゲートウェイ(10.0.1.1)に ping を実行すると応答があります。

 

つづく。

 

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