Flow Virtual Networking(FVN)による、Overlay サブネットを作成してみます。今回は FVN の動作確認のため、外部接続なしのサブネットを1つだけ作成してみます。
今回の内容です。
今回の環境
FVN の動作を様子見するための検証環境を、Nutanix CE を利用した非サポート構成で用意しています。使用しているソフトウェアは下記です。
- Prism Central 2024.3.0.1
- Network Controller 5.0.0
- Nutanix CE 2.1 をバージョンアップしたもの
- AOS 7.0.0.5
- AHV 10.0.0.1
この環境の Prism Central では複数の Nutanix クラスタを管理していますが、ソフトウェア バージョンの都合で「lab-nxce-10」クラスタのみで FVN が利用可能です。
今回の一連の投稿で構築する、ラボ構成のイメージです。
FVN は、Prism Central から操作します。ちなみに、Prism Element では FVN を操作できません。
この投稿では、まず VPC と Overlay サブネットを 1つずつ作成します。
1. VPC の作成
Prism Central の「Infrastructure」→「Network & Security」→「Virtual Private Clouds」を開き、「仮想プライベート クラウドの作成」をクリックします。
今回は、VPC の名前のみを入力して「Create」をクリックします。
- Name:vpc-01
これで、VPC が作成されました。作成された VPC が表示されない場合は、ブラウザを更新します。
2. Overlay サブネットの作成
Prism Central で「Infrastructure」→「Network & Security」→「Subnets」を開き、「Create Subnet」をクリックします。
サブネットのパラメータを入力して、「Create」をクリックします。
- Name:overlay-01
- Type:Overlay
- VPC:vpc-01
- IP Assignment Service:Nutanix IPAM
- Network IP Address / Prefix:10.0.1.0/24
- Gateway IP Address:10.0.1.1
これで、サブネットが作成されました。作成されたサブネットが表示されない場合は、ブラウザを更新します。
ちなみに、VPC やオーバーレイ セグメントを削除する場合は、依存関係を考慮して、作成時とは逆にオブジェクトを削除します。
つづく。