Flow Virtual Networking(FVN)の Overlay サブネットに接続された Linux 仮想マシン同士で、通信確認を実施してみます。
今回の環境
Overlay サブネットは、下記の手順で作成してあります。
今回は、Overlay サブネットに2台の仮想マシンを接続して通信確認を実施してみます。
1. 仮想マシンの作成(2台)
Overlay サブネットに接続する仮想マシンは、下記の手順で 2つ作成してあります。
今回は、下記の仮想マシンを作成してあります。
- 仮想マシン:vm01
- 接続サブネット:overlay-01(10.0.1.0/24)
- IP アドレス:10.0.1.101
- 仮想マシン:vm02
- 接続サブネット:overlay-01(10.0.1.0/24)
- IP アドレス:10.0.1.102
2. 仮想マシンの配置調整
AHV ホストをまたぐ通信確認を実施したいので、vm01 と vm02 を別のホストで起動しておきます。パワーオン時に同ホストで起動された場合は、ライブ マイグレーションで移動しておきます。
vm01 は、AHV ホスト「192.168.20.21」で起動しています。
vm02 は、AHV ホスト「192.168.20.22」で起動しています。
3. ping での通信確認
vm01 のコンソールを開き、vm02(10.0.1.102)に ping を実行すると、AHV ホストをまたぐ Overlay サブネットで通信できていることがわかります。
この環境ではオーバーレイ プロトコル(Geneve)のカプセル化むけに MTU を拡張していません。そのため、ゲスト OS の NIC(eth0)で MTU が 1442 に下げられています。
つづく。