ncli を利用して、Nutanix CE に シングル ノード構成の Nutanix Files ファイル サーバーを作成してみます。今回は、CVM に nutanix ユーザもしくは admin ユーザで SSH ログインして作業します。
事前準備は、下記のようにしてあります。
同様の作業を Prism から実施した様子です。
今回の内容です。
構成のイメージです。
ネットワーク UUID の確認
ncli では、AHV のネットワークを UUID で指定するので、acli で確認しておきます。
「acli net.list」コマンドで、ネットワークの一覧を表示して、nw-vlan-20 と nw-vlan-31 の UUID を確認します。
CVM$ acli net.list Network name Network UUID Type Identifier Subnet nw-vlan-20 ec0ced9c-0a64-47d2-9712-22c1835cf529 kBridged 20 nw-vlan-31 f513d008-8d20-4826-893e-5363918a6f46 kBridged 31
ファイル サーバーの作成
「ncli file-server create」コマンドで、ファイル サーバー「test-fs-01」を作成します。
- パラメータは、以前の投稿 に合わせてあります。
- あまりにオプションが多いので、コマンドラインはエスケープ(\)で改行して用意しました。
- 何らかの事情で AD に同名のコンピュータ アカウントが残ってしまっていた際に上書きできるように、「overwrite=true」を追加しました。
実際に実行した様子です。
しばらく待つと、ファイル サーバーが作成されます。
Prism の「ファイル サーバー」→「File Server」に、作成されたファイル サーバーが表示されるはずです。
共有フォルダの作成
SMB 共有フォルダも作成します。
- これも、パラメータは、以前の投稿 に合わせてあります。
ファイル サーバーの UUID を取得して、変数「FS_UUID」に格納しておきます。
CVM$ FS_NAME=test-fs-01 CVM$ FS_UUID=$(ncli file-server list filter-criteria=Name search-string=$FS_NAME | grep Uuid | grep -v Container | awk -F: '{print $2}' | sed 's/ //g')
「ncli file-server add-share」コマンドで、共有フォルダ「share-01」を作成します。
CVM$ ncli file-server add-share uuid=$FS_UUID name=share-01 share-size-gib=20 Task Status : 0 Task Uuid : bbc81092-896f-4961-820e-73971c1d6cf0
少し待って、Prism で「ファイル サーバー」→「Share/Export」を開くと、共有フォルダが作成されているはずです。
画面を下にスクロールすると、「File System Compression」が Enabled になっており、ファイル サーバーでの圧縮がデフォルトで有効になっていることがわかります。
以上。