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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix CE に Nutanix Files を展開する。(シングル ノード構築 ncli 編)

ncli を利用して、Nutanix CE に シングル ノード構成の Nutanix Files ファイル サーバーを作成してみます。今回は、CVM に nutanix ユーザもしくは admin ユーザで SSH ログインして作業します。

事前準備は、下記のようにしてあります。

同様の作業を Prism から実施した様子です。

今回の内容です。

構成のイメージです。

ネットワーク UUID の確認

ncli では、AHV のネットワークを UUID で指定するので、acli で確認しておきます。

「acli net.list」コマンドで、ネットワークの一覧を表示して、nw-vlan-20 と nw-vlan-31 の UUID を確認します。

CVM$ acli net.list
Network name  Network UUID                          Type      Identifier  Subnet
nw-vlan-20    ec0ced9c-0a64-47d2-9712-22c1835cf529  kBridged  20
nw-vlan-31    f513d008-8d20-4826-893e-5363918a6f46  kBridged  31

ファイル サーバーの作成

「ncli file-server create」コマンドで、ファイル サーバー「test-fs-01」を作成します。

  • パラメータは、以前の投稿 に合わせてあります。
  • あまりにオプションが多いので、コマンドラインはエスケープ(\)で改行して用意しました。
  • 何らかの事情で AD に同名のコンピュータ アカウントが残ってしまっていた際に上書きできるように、「overwrite=true」を追加しました。

gist.github.com

実際に実行した様子です。

f:id:gowatana:20210803000731p:plain

しばらく待つと、ファイル サーバーが作成されます。

Prism の「ファイル サーバー」→「File Server」に、作成されたファイル サーバーが表示されるはずです。

f:id:gowatana:20210803001716p:plain

共有フォルダの作成

SMB 共有フォルダも作成します。

  • これも、パラメータは、以前の投稿 に合わせてあります。

ファイル サーバーの UUID を取得して、変数「FS_UUID」に格納しておきます。

CVM$ FS_NAME=test-fs-01
CVM$ FS_UUID=$(ncli file-server list filter-criteria=Name search-string=$FS_NAME | grep  Uuid | grep -v Container | awk -F: '{print $2}' | sed 's/ //g')

「ncli file-server add-share」コマンドで、共有フォルダ「share-01」を作成します。

CVM$ ncli file-server add-share uuid=$FS_UUID name=share-01 share-size-gib=20

    Task Status               : 0
    Task Uuid                 : bbc81092-896f-4961-820e-73971c1d6cf0

少し待って、Prism で「ファイル サーバー」→「Share/Export」を開くと、共有フォルダが作成されているはずです。

f:id:gowatana:20210803001626p:plain

画面を下にスクロールすると、「File System Compression」が Enabled になっており、ファイル サーバーでの圧縮がデフォルトで有効になっていることがわかります。

f:id:gowatana:20210803001915p:plain

以上。

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