Nutanix Files の ファイル サーバーを、ncli で削除してみます。
下記の投稿で紹介されている Prism での操作を、ncli から実施してみます。
hanpamonoengineer.blogspot.com
削除するファイル サーバーは、下記の投稿で作成したものです。
今回の内容です。
構成のイメージです。
Nutanix Files ファイル サーバー UUID の特定
ncli での Nutanix Files の操作では、ファイル サーバーの UUID を指定します。そこで、ファイル サーバー名をもとに UUID を確認しておきます。
CVM に nutanix ユーザ、もしくは admin ユーザで SSH ログインして、ファイル サーバー「test-fs-01」の情報を確認します。
CVM$ ncli file-server list filter-criteria=Name search-string=test-fs-01
下記のように、ファイル サーバーの情報が表示されます。
ファイル サーバーの UUID を、変数 FS_UUID に格納しておきます
CVM$ FS_UUID=$(ncli file-server list filter-criteria=Name search-string=$FS_NAME | grep Uuid | grep -v Container | awk -F: '{print $2}' | sed 's/ //g') CVM$ echo $FS_UUID 27557eac-a46b-4ac3-adb7-4a916b82721a
DNS レコードの削除
AD サーバーの Windows DNS から、DNS レコードを削除します。
dns-server-username と dns-server-password は、DNS レコードを削除できる権限のある AD ユーザー アカウント(ファイル サーバー作成時に指定したアカウントなど)を指定します。
CVM$ ncli file-server remove-dns uuid=$FS_UUID dns-operation-type=MS_DNS dns-server-username=afsadmin dns-server-password='Nutanix/4u' Task Status : 0 Task Uuid : dcff54c5-ba70-4196-8c8e-a41c77e54fa0
コマンド実行前は、ファイル サーバーと FSVM の A レコードが存在しましたが・・・
削除されました。
コンピューター アカウントの削除
FSVM を AD ドメインから離脱させ、コンピュータ アカウントを削除します。このコマンドの処理は、完了まで少し時間がかかります。
windows-ad-username と windows-ad-password でも、ファイル サーバー作成時に指定した AD ユーザー アカウントを指定します。
CVM$ ncli file-server leave-domain uuid=$FS_UUID windows-ad-username=afsadmin windows-ad-password='Nutanix/4u' Task Status : 0 Task Uuid : 6c7227b6-32b3-4cc8-8fe2-f77921edfec6
コマンド実行前は、FSVM のコンピューター アカウントが存在しましたが・・・
削除されました。
ファイル サーバーの削除
ファイル サーバーを削除します。同時に、FSVM のバックアップのために作成されていた保護ドメインと、ストレージ コンテナも削除します。(delete-pd-and-snapshots=true と delete-container=true)
CVM$ ncli file-server delete uuid=$FS_UUID delete-pd-and-snapshots=true delete-container=true Task Status : 0 Task Uuid : 1bbc7359-9abc-4813-9a02-6c31917c1801
ファイル サーバーが削除されました。ちなみに共有フォルダが残っている場合は、一緒に削除されます。
以上。