Nutanix CE で、IPAM(IP アドレス管理)が有効な AHV ネットワークを作成してみます。ちなみに、AHV のネットワークは、Prism Element / Prism Central のどちらからでも作成できます。
今回の Nutanix CE は下記。
- Nutanix CE 5.18(ce-2020.09.16-stable)
- Prism Central pc.2020.09.16
今回の流れ。
Prism Element での AHV ネットワーク作成(IPAM 有効)
Prism Element では、「設定」や「仮想マシン」といったメニューから AHV のネットワークを作成できます。今回は「設定」メニューから作成します。
Prism Element の「設定」メニュー→「ネットワーク構成」→「仮想ネットワーク」を開いて、「ネットワーク作成」をクリックします。

名前と、VLAN ID を入力して、「IP アドレス管理を可能にする」にチェックを入れます。

下にスクロールして、ネットワーク アドレスと、ゲートウェイ アドレスを入力します。
「ドメイン設定の構成」では、DNS サーバの設定をすることもできます。

さらに下にスクロールして、「プールを作成」では、DHCP サーバから払い出す IP アドレスのプールを作成できます。

IP プールの追加では「開始アドレス」と「終了アドレス」を入力して、「送信」をクリックします。

IP プールが作成されたことを確認して、「保存」をクリックします。
ちなみに、デフォルトでは DHCP サーバのアドレスがネットワークの末尾のアドレス(今回の例だと 192.168.7.254)になりますが、「DHCP サーバーのオーバーライド」で変更できます。

ネットワークが作成されました。

作成されたネットワークは、VM に Network Adaptor を追加する際に選択できるようになります。

Prism Central での AHV ネットワーク作成
ネットワークは、Prism Central からでも作成できます。
「仮想インフラ」メニュー →「サブネット」を開きます。

「ネットワーク設定」をクリックします。

ネットワークを作成する Prism Element を選択して「OK」をクリックすると・・・

Prism Element でネットワークを作成した画面と同様のものが表示されるので、さきほどと同様の手順を実施します。

おまけ
この IPAM による DHCP 機能は、CVM が DHCP サーバとなり、AHV の仮想スイッチとの連携によって実現されています。そのため、IP アドレスを払い出せるのは、AHV 上の VM のみです。
以上。
