Nutanix CE で DR 環境を構成して、意図的に Main / DR 両方のサイトがアクティブになってしまっている状態にしてみました。
今回はその状態から、Main サイト側の Nutanix クラスタ(の Protection Domain)のみがアクティブの状態に戻してみます。
Main サイト側 Nutanix で切り戻し準備
ここまでの流れでは、Main 側のクラスタで障害が発生して、DR 側をアクティブにしました。そこで、今回は DR サイト側から Main サイト側への切り替えをしてみます。
Protection Domain を切り替える(Migrate する)ために、すでに Active になってしまっている Migrate 先の Protection Domain(PD) を削除します。PD を削除するためには、その PD に含まれる Local Snapshot と、スナップショットの Schedule を削除しておく必要があります。
Mian サイト「ce-main」クラスタでアクティブになっている PD「dr03」を削除するため、まず Local Snapshot をすべて削除します。
削除の確認画面で「Yes」。
そして、Schedule もすべて「×」で削除します。
これも、削除の確認画面で「Yes」。
PD「dr03」 も、「× Delete」で削除します。
削除の確認画面で「Yes」。
PD が削除されました。
そして、今回は PD に含まれる VM も削除しておきました。
DR サイト側 Nutanix での、Main サイト側への切り戻し
DR サイト側の Nutanix クラスタ「ce-dr」でアクティブになっている PD「dr03」を Migrate します。宛先の Remote Site は、Main サイトの「ce-main」です。
DR サイト側の「dr03」は Inactive になり、アイコンも灰色になりました。
Main サイト側 Nutanix の様子
Main 側には PD「dr03」が自動的に作成されて、アクティブ状態になりました。
PD は再作成されたものなので、スナップショットの Schedule は何もない状態です。必要に応じて、また作成します。
PD に含まれる VM も Main サイト側にレプリケーションされて、自動登録されます
ただし、このとき Main サイト側でレプリケーション対象の VM が既に存在していて起動したままだと、DR 側の VM のデータが反映されずに PD が Active になるようです。
以上。しかしつづくかもしれない。