Nutanix CE でディザスタリカバリ(DR)構成をためしてみます。
今回もまだ準備編で、すでに Ravello 側で下記の準備がされている前提です。
そして Nutanix CE 自体に対しては、DR の構成を始める前に Prism から下記の設定をしておきます。
- Nutanix CE のバージョンアップ
- クラスタ名とクラスタ IP アドレスの設定。
1. Nutanix CE のバージョンアップ
今回利用している Nutanix CE On Demand はまだ 2015.11.17 版(それに含まれる Nutanix CE のバージョンは 2015.11.05-stable)なので、2016.03.13-stable にアップデートしておきます。
アップデート手順は、下記が参考になります。
2. クラスタ名とクラスタ IP の設定
Prism にログインして、画面左上のクラスタ名(デフォルトでは「Unnamed」)をクリックして CLUSTER NAME と、CLUSTER VIRTUAL IP ADDRESS を設定します。
クラスタ名はそれぞれわかりやすいものを設定しています。
クラスタ IP アドレスは、Ravello の UI で登録したものに合わせています。
Main サイト側は ce-main としました。
DR サイト側は、ce-dr としました。
今回の構成概要
今回の環境は、下記のようになります。
- クラスタ名: ce-main
- クラスタ VIP アドレス: 10.1.1.12 ※Ravello のパブリック IP から変換。
- ストレージ コンテナ: default-container-8686408302021983973
- ユーザ VM あり。
ユーザ VM(CVM 以外の VM)があります。
コンテナはデフォルトのままのものが1つだけ。
- クラスタ名: ce-dr
- クラスタ VIP アドレス: 10.1.1.12 ※Ravello のパブリック IP から変換。
- ストレージ コンテナ: default-container-8686408302021983973
- ユーザVM なし。
ユーザ VM は登録されていない状態です。
こちらも、デフォルトのコンテナを使用しています。おなじ Ravello Blueprint から展開した Nutanix なので、ストレージコンテナ名は Main / DR で同じになっています。
つづく・・・