前回は、Nutanix CE の DR 構成で、あえて Main サイト側をダウンさせて DR サイト側を「Activate」してみました。
今回は、そのまま Main サイトを復旧して、おたがいが Active な状態したらどうなるか見てみます。
Main サイトの復旧
前回に停止した Main サイト側の CVM を起動します。
[root@CE-Ravello-A ~]# virsh list --all Id Name State ---------------------------------------------------- - NTNX-Ravello-A-CVM shut off [root@CE-Ravello-A ~]# virsh start NTNX-Ravello-A-CVM Domain NTNX-Ravello-A-CVM started [root@CE-Ravello-A ~]# virsh list Id Name State ---------------------------------------------------- 5 NTNX-Ravello-A-CVM running
しばらくすると、Main サイト側「cd-main」クラスタの Prism にログイン可能になり、Remote Site(DR サイト側)への Test Connection も OK になります。
このとき、DR 側の Protection Domain がアクティブになっているのですが、復旧した Main サイト側の Protection Domain も、停止前と同様にアクティブになっています。
Main サイトで Snapshot を取得してみる
ためしに、DR サイト側にレプリケーションするために Main サイト側で Snapshot を取得してみました。
Local Snapshots として、ID 2777 のスナップショットが取得されました。
しかし Remote Snapshots には、ID 2777 が表示されません。
Alerts タブを見ると、Protection Domain が Remote Site 側でアクティブとなっていることが検知されているようです。
Main サイト側で、DR サイトへの切り替え(Migrate)をしてみる
ためしに Main サイト側から、すでにアクティブの DR サイト側に Migrate 実行してみました。
期待通り、ダメでした。
DR サイト側で、Main サイトへの切り替え(Migrate)をしてみる
逆に、Activate ずみの DR サイトから、復旧してアクティブになっている Main サイトへの Migrate を実行してみました。
やはり、対向側がアクティブであることを検知してるようで、失敗します。
Protection Domain 2か所でアクティブになった場合には、それぞれ独立して、間違って Migrate できないようになっているようです。この状態になった場合は、Migrate 先の Protection Domain を削除してから Migrate を実行すると、切り替えることができました。
つづく・・・