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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

ESXi 版 Nutanix CE で VAAI を有効化してみる。(ce-2020.09.16-stable / ESXi 7.0)

Nutanix CE ce-2020.09.16-stable で ESXi を利用する場合、デフォルトでは VAAI NAS モジュールがインストールされないようです。そこで、CVM にある VAAI NAS の VIB ファイルを ESXi にインストールしてみます。

ちなみに、ESXi にはブロック ストレージむけの VAAI モジュールはデフォルトでインストールされていますが、VAAI NAS は含まれていません。しかし商用版 Nutanix の場合は、デフォルトで ESXi に NAS-VAAI がインストールされます。

Nutanix と VAAI の説明はこちら。

今回の内容です。

今回の環境

ソフトウェアのバージョンは下記です。

  • Nutanix CE ce-2020.09.16-stable
  • vCenter Server 7.0 U1c 17327586
  • ESXi 7.0 GA Build 15843807

今回の環境は、下記のようにネステッド環境として構築してあります。

ハイパーバイザーが ESXi であることは、Prism でも確認できます。

f:id:gowatana:20210418012752p:plain

ESXi は、vCenter Server に登録ずみです。

f:id:gowatana:20210418012905p:plain

Nutanix では、ストレージ コンテナ「ctr-21」を作成してあります。

f:id:gowatana:20210418013157p:plain

そして ctr-21 は、すべての ESXi に共有データストアとしてマウントされています。

f:id:gowatana:20210418013316p:plain

そして、Nutanix のストレージ コンテナによる NFS データストアのアドレスは、必ず 192.168.5.2 になります。

f:id:gowatana:20210418013718p:plain

NFS データストアの「設定」→「ハードウェア アクセラレーション」で、ESXi ごとの VAAI の状態が確認できます。ハードウェア アクセラレーションは、「サポートされていません」だと無効(VAAI NAS 未インストール)で、「サポート対象」だと有効になっています。

この環境では、ESXi のうち 1台だけ VAAI NAS モジュールがインストールされていない状態のままにしてあります。

f:id:gowatana:20210418023034p:plain

VAAI NAS の VIB ファイルの入手

CVM には、下記のように VAAI NAS モジュールの VIB ファイルが配置されています。

CVM$ ls /home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/*/nfs-vaai-plugin.vib
/home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/5.5.0/nfs-vaai-plugin.vib
/home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/6.0.0/nfs-vaai-plugin.vib
/home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/6.5.0/nfs-vaai-plugin.vib
/home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/6.7.0/nfs-vaai-plugin.vib
/home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/7.0.0/nfs-vaai-plugin.vib

今回は、ESXi のバージョンにあわせて、7.0.0 の VIB を利用します。ESXi にインストールするため、ESXi の NFS データストアに転送しておきます。

  • ESXi アドレス: 192.168.5.1
  • ESXi のユーザ: root(デフォルト パスワードは nutanix/4u)
  • コピー先データストアのパス: /vmfs/volumes/ctr-21/

ちなみに、Nutanix での ESXi は、必ず 192.168.5.1 のアドレスを持ちます。

CVM$ scp /home/nutanix/foundation/lib/driver/esx/vibs/7.0.0/nfs-vaai-plugin.vib root@192.168.5.1:/vmfs/volumes/ctr-21/

VIB ファイルのインストール

VAAI NAS の VIB は、各ホストでインストールが必要です。

ESXi には、vmk0 に設定されている管理 IP アドレスでログインします。もしくは、CVM からであれば、稼働している ESXi に 192.168.5.1 宛でログインできます。

CVM$ ssh root@192.168.5.1
ESXi# vmware -vl
VMware ESXi 7.0.0 build-15843807
VMware ESXi 7.0 GA

VIB をインストールします。(正しくは、この時点で ESXi をメンテナンス モードにしておくべきですが、ラボでは非メンテナンス モードでインストールしてしまったりもします)

ESXi# esxcli software vib install -v /vmfs/volumes/ctr-21/nfs-vaai-plugin.vib
Installation Result
   Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
   Reboot Required: true
   VIBs Installed: Nutanix_bootbank_nfs-vaai-plugin_2.0-5dfbc550
   VIBs Removed:
   VIBs Skipped:

この後は vSphere Client などで、(複数ノードのクラスタの場合は、必ず 1ノードずつで)ESXi を再起動します。これは、つぎのような順序になります。

  1. Prism のホーム画面で Data Resiliency Status が OK になっていることを確認
  2. CVM をシャットダウン
  3. ESXi をメンテナンスモードに移行
  4. (正しくはここで VIB のインストール)
  5. ESXi を再起動
  6. ESXi のメンテナンスモード解除
  7. CVM の起動
  8. 次のノードへ

複数ノードの Nutanix クラスタの場合は、上記の「1.」にあるように、必ずノードの停止前に Data Resiliency Status が OK になっていることを確認します。

f:id:gowatana:20210418021533p:plain

もしくは、cluster stop で Nutanix クラスタ自体を停止すれば、すべての ESXi をまとめて再起動することもできます。

ノードの再起動が完了すると VAAI NAS が有効になり、ハードウェア アクセラレーションが「サポート対象」になります。

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ESXi に SSH ログインすると、下記のように確認できます。

ESXi# vmkfstools -Ph /vmfs/volumes/ctr-21/
NFS-1.00 (Raw Major Version: 0) file system spanning 1 partitions.
File system label (if any): ctr-21
Mode: public
Capacity 547.4 GB, 546.4 GB available, file block size 4 KB, max supported file size 8388608 TB
Disk Block Size: 512/512/0
UUID: 45e0f542-271fbe96-0000-000000000000
Partitions spanned (on "notDCS"):
        nfs:45e0f542-271fbe96
NAS VAAI Supported: YES
Is Native Snapshot Capable: YES

以上。

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