Nutanix AHV でも、ネステド ハイパーバイザが実行できるようになりました。
そこで、Nutanix CE むけの VM をコマンドラインで作成してみます。
事前準備
- イメージサービスに、Nutanix CE の USB イメージファイルを登録しておく。
- Nutanix CE にする VM を接続するネットワークを作成しておく。
- ストレージ コンテナを作成しておく。(default-container-~ でもよい)
CVM のプロンプトは、見やすく「CVM$」にしています。
$ PS1='CVM$ '
Nutanix CE の USB イメージ ファイルは、ディスクイメージとして登録しています。
CVM$ acli image.list Image name Image type Image UUID ce-2018.05.01-stable kDiskImage c08618ce-27be-4070-9918-6ce0757557ab
ネットワークは、あらかじめ VLAN ID 0 のものを作成してあります。
CVM$ acli net.list Network name Network UUID Type Identifier Subnet vlan-0 18578dd4-795e-434e-a439-52de9080b891 kBridged 0
Nutanix CE にする VM の作成
VM を作成します。
- 今回の VM 名は「nest-ce-01」です。
- ネストでハイパーバイザを利用するため、cpu_passthrough=true を設定します。
CVM$ acli vm.create nest-ce-01 num_vcpus=4 memory=22G CVM$ acli vm.update nest-ce-01 cpu_passthrough=true
vDisk を作成します。USB イメージ ファイル、200GB、500GB の順に作成します。
CVM$ acli vm.disk_create nest-ce-01 clone_from_image=ce-2018.05.01-stable CVM$ acli vm.disk_create nest-ce-01 create_size=200G container=st-container-01 CVM$ acli vm.disk_create nest-ce-01 create_size=500G container=st-container-01
vNIC を作成します。モデルは e1000 にします。
CVM$ acli vm.nic_create nest-ce-01 network=vlan-0 model=e1000
VM を起動して、コンソールから Nutanix CE のインストールを進めます。インストール後、CVM へのネットワーク接続もできるはずです。
CVM$ acli vm.on nest-ce-01
ちなみに経験上・・・
- Nutanix CE のインストールがうまくいかない場合、CVM だけの再インストールで成功することがある。
- わりとネストの CVM がネットワーク接続できなくなることがあるが、ネスト AHV ごと再起動すれば復活する。
以上。