NTNX>日記

個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix CE で Oracle Linux 7 の OpenStack 用ディスク イメージを起動してみる。

てもとにあった、Oracle Linux 7.4 の OpenStack 用 qcow2 ディスクイメージを Nutanix CE の Image Service に登録して起動します。このディスクイメージに含まれるユーザのパスワードは不明です。しかし cloud-init がインストールされているので、Custom Script でユーザを作成して SSH の公開鍵を登録することでログインできるようにします。

今回の Nutainx も OpenStack 連携しているわけではありませんが、てごろな OS イメージとしてたまたま手元に Oracle Linux 7 の qcow2 ファイルがあったので利用してみました。

以前も OL 7.3 でほぼ同じようなことをやりましたが・・・

blog.ntnx.jp

Oracle Linux 7.4 の OpenStack 用イメージ

これは、Oracle Software Delivery Cloud からダウンロードした、ORACLE が提供しているディスク イメージです。

Oracle Software Delivery Cloud

今回利用したファイル名は V968325-01.zipです。
解凍すると OracleLinux-7.4-x86_64.qcow2 です。

Image Service への登録

Prism から、Image Service に登録します。
イメージの名前は、元ファイルと一緒にしてあります。

f:id:gowatana:20171129231346p:plain

SSH むけの 公開鍵 / 秘密鍵の準備

SSH で使用する鍵ファイルを作成しておきます。

今回は、適当な踏み台サーバ(ホスト名は client01)で鍵ファイルを作成しています。
あとのログイン確認もこのサーバから実施します。

[root@client01 ~]# ssh-keygen -P '' -t rsa -f ntnx-ol
Generating public/private rsa key pair.
Your identification has been saved in ntnx-ol.
Your public key has been saved in ntnx-ol.pub.
The key fingerprint is:
54:64:ef:78:65:3b:5b:a7:90:a3:6f:ed:e5:bf:84:e0 root@client01
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
|         .+      |
|         o .     |
|        .   . o  |
|       .   o + . |
|        S ..* o o|
|          .o.o.=.|
|          .E oo..|
|           .. oo |
|           .....=|
+-----------------+
[root@client01 ~]# ls ntnx-ol*
ntnx-ol  ntnx-ol.pub
[root@client01 ~]# cat ntnx-ol.pub
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQC5+Dpg3GPRn(以下略)
[root@client01 ~]#

VM 作成

VM の名前は、ol74-vm01 にしておきます。今回は Nutanix CE の IPAM 機能を利用して、ゲスト OS のホスト名は VM名と同じものにします。

f:id:gowatana:20171129231751p:plain

Image Service から vDisk を追加します。

f:id:gowatana:20171129232015p:plain

ディスクを追加した後に、vNIC も追加ておきます。
今回選択した vlan.1013 というネットワークでは、すでに IPAN が設定されています。

f:id:gowatana:20171129232213p:plain

Custom Script を記載します。

f:id:gowatana:20171129232323p:plain

今回の追記内容は下記です。
ssh-authorized-keys の内容は、前に作成した ntnx-ol.pub ファイルの中身です。
YAML は以前よりもさらにシンプルに・・・

gist.github.com

VM を起動すると、IP アドレスが自動的に付与されます。
今回は 192.168.13.167 が付与されています。

f:id:gowatana:20171129232647p:plain

VM のゲスト OS へのログイン

作成した VM に登録した公開鍵とペアになる ntnx-ol ファイルを指定して、SSH ログインします。ntnx-user ユーザが作成されていて、SSH ログインできました。
そしてホスト名は、VM 名と同じ ol74-vm01 になっています。

[root@client01 ~]# ssh -i ntnx-ol ntnx-user@192.168.13.167
The authenticity of host '192.168.13.167 (192.168.13.167)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is f0:e6:d1:fb:e9:43:9c:a5:00:8e:57:74:c6:6d:03:94.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added '192.168.13.167' (ECDSA) to the list of known hosts.
[ntnx-user@ol74-vm01 ~]$
[ntnx-user@ol74-vm01 ~]$ cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.4
[ntnx-user@ol74-vm01 ~]$
[ntnx-user@ol74-vm01 ~]$ sudo su -
[root@ol74-vm01 ~]#

以上。

 

©2024 gowatana
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこの 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。