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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix CE で Prism Central 管理のディスク イメージを Prism Element で削除 / 再利用してみる。

Nutanix AHV では、ISO やディスクのイメージ ファイルを「イメージ サービス」で管理します。このイメージは Prism Central から管理されている状態になると、Prism Element の Web UI からは更新や削除ができなくなります。

通常は Prism Central だけがなくなることはありませんが、Nutanix CE を利用していると検証中に Prism Central だけ削除することもあるので、不要になったディスク イメージが削除できなくなったりします。

そこで、acli から Prism Central 管理なディスク イメージを削除してみます。

Prism Central 管理なディスク イメージの様子

Prism Central のイメージ サービスで管理されたディスク イメージを、Prism Element から確認してみます。

Prism Element では、イメージ サービスに登録されているイメージを「設定」→「イメージ設定」から確認できます。

イメージ サービスに登録されたイメージのうち、Prism Central 管理のものは、Prism Element では更新 / 削除のボタンがグレーアウトしてクリックできなくなってしまいます。

Prism Central 管理なディスク イメージの削除

Prism Central だけ削除してしまった場合には、CVM の acli コマンドでディスク イメージを削除できます。

CVM に SSH でログインして、acli image.list コマンドで、ディスク イメージの一覧を確認できます。

CVM$ acli image.list
Image name                                        Image type  Image UUID
CENTOS_77                                         kDiskImage  cc061b00-5357-40c9-8991-503942b3af03
CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2003                 kDiskImage  d4ceefcc-94fb-4a09-8208-e8a63fc25e4c
CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2009.qcow2           kDiskImage  066233dd-e88b-430f-8d32-4a87fa15fddf
CentOS-8-GenericCloud-8.3.2011-20201204.2.x86_64  kDiskImage  89d48d99-c256-42b0-bfe8-df05a489939c
CentOS-8-GenericCloud-8.4.2105-20210603.0         kDiskImage  22b130b3-1db4-4560-abec-6e07a1e58d3b
OracleLinux-R8-U3-x86_64.iso                      kIsoImage   f6c25ca7-871c-4da5-b8a7-3554df12eeed

そして、Prism Element ではグレーアウトしていたイメージも、acli image.delete であれば削除できます。コマンドを実行すると確認メッセージがひょうじされるので、「yes」を入力します。

CVM$ acli image.delete CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2009.qcow2
Delete 1 images? (yes/no) yes
CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2009.qcow2: pending
CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2009.qcow2: complete

ちなみに、acli に「-y」オプションをつけると確認なしで削除できます。

CVM$ acli -y image.delete CENTOS_77
CENTOS_77: pending
CENTOS_77: complete

これで、ディスク イメージが削除できました。

CVM$ acli image.list
Image name                                        Image type  Image UUID
CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2003                 kDiskImage  d4ceefcc-94fb-4a09-8208-e8a63fc25e4c
CentOS-8-GenericCloud-8.3.2011-20201204.2.x86_64  kDiskImage  89d48d99-c256-42b0-bfe8-df05a489939c
CentOS-8-GenericCloud-8.4.2105-20210603.0         kDiskImage  22b130b3-1db4-4560-abec-6e07a1e58d3b
OracleLinux-R8-U3-x86_64.iso                      kIsoImage   f6c25ca7-871c-4da5-b8a7-3554df12eeed

Prism Element で管理されるディスク イメージの再作成

Prism Central 管理になったディスク イメージをいちど VM に接続して、そこからあらためてイメージ作成することで、Prism Element 管理に戻すこともできます。

acli で、下記のようにディスク イメージを再作成してみます。

  1. VM(img-vm01)を作成
  2. Prism Central 管理になっているディスク イメージ(CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2003)から vDisk を作成(scsi.1 に接続)
  3. その vDisk からディスク イメージを再作成(CentOS-7-2003)
CVM$ acli vm.create img-vm01
CVM$ acli vm.disk_create img-vm01 clone_from_image=CentOS-7-x86_64-GenericCloud-2003 bus=scsi index=1
CVM$ acli image.create CentOS-7-2003 clone_from_vmdisk=vm:img-vm01:scsi.1 image_type=kDiskImage

再作成されたディスク イメージ(CentOS-7-2003)は、Prism Element から削除 / 更新できるようになっています。

以上。

 

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