Nutanix CE のスナップショットには、VM で作成するものと、Protection Domain (PD)で作成するものがあります。
VM / PD のスナップショットを、それぞれ作成してみます。
VM で作成するスナップショット
- VM の「Take Snapshot」から作成するスナップショットです。
- スナップショットに、名前を付けられます。
- VM に接続されている vDisk は、まとめてスナップショットに含まれます。
- スナップショットからもとのVMをリストアしたり、別VMをクローン作製したりできます。
- アプリケーションの整合性まではとりません。
作成した VM のスナップショットです。
Protection Domain から作成するスナップショット
Protection Domain(PD)のスナップショットは、「Data Protection」メニューで PD を選択して、「Take Snapshot」で作成します。
- PD の「Take Snapshot」から作成するスナップショットです。
- スナップショットに、名前を付けられません。
(スナップショットの ID で識別できます) - VM に接続されている vDisk は、まとめてスナップショットに含まれます。そして 1つのスナップショットに、複数の VM を含めたり Volume Group を含めたりできます。
- 「Restore」ボタンから、既存エンティティ(つまり VM など)を上書きするリストアや、別の VM / Volume Group の作成ができます。
- アプリケーションの整合性を取得できます。また、複数の VM、Volume Group のタイミングを合わせたスナップショットの作成ができます。
- Async DR でのレプリケーションは、こちらのスナップショットと連動しています。
作成した PD のスナップショットです。
Nutanix Cmdlets から見たスナップショット
ちなみに Nutanix Cmdlets からそれぞれのスナップショットを見てみると、下記のような感じです。
VM のスナップショット
NTNX> Get-NTNXSnapshot | sort createdTime -Descending | select -First 1 uuid : 8f0931f9-df6b-4293-93ff-49fe535f9653 deleted : False logicalTimestamp : 1 createdTime : 1506382517306975 groupUuid : c1ffd348-b7ef-4e9c-b2bf-bd2c566d3131 vmUuid : d03a4331-7370-4cc0-9bbb-b8c70d4e9f28 snapshotName : vm-snap-01
PD のスナップショット
NTNX> Get-NTNXProtectionDomainSnapshot | sort snapshotCreateTimeUsecs -Descending | select -First 1 protectionDomainName : pd-db02 snapshotId : 3550 snapshotUuid : 3e9faedd-d5a2-42ef-87bf-9c2e504c762b snapshotCreateTimeUsecs : 1506382591097204 snapshotExpiryTimeUsecs : 3653866238097204 oobScheduleIds : {3546} state : AVAILABLE consistencyGroups : {db02} locatedRemoteSiteName : remoteSiteNames : {} sizeInBytes : 0 exclusiveUsageInBytes : -1
以上。