Prism Central の X-Play という機能は、運用手順の自動化で使用できます。
今回は、Nutanix CE と CE 用 Prism Central で、X-Play の「プレイブック」を使用してみます。
今回の内容です。
今回の環境
Nutanix CE のバージョンは下記です。
- Nutanix CE: ce-2020.09.16-stable
- Prism Central: pc.2020.09.16
X-Play のプレイブックにより、vm01 という Linux VM(IP アドレスは 192.168.6.145)に SSH でコマンド実行してみます。
プレイブックの作成
プレイブック(つまり X-Play)は、Prism Cntral から操作します。
画面左上 → 「オペレーション」→「プレイブック」を開きます。初回のみ表示される「プレイブックへようこそ」は「はじめに」をクリックして閉じます。
「リスト」→「プレイブックの作成」を開きます。
はじめに、トリガーを選択します。
今回は手動実行するので「Manual」を選択します。
Entity Type で、「VM」を選択します。
「新規アクション」で、アクションを選択します。画面を下の方にスクロールします。
「VM SSH」を選択します。このアクションでは、自動的に VM の IP アドレスにむけて SSH コマンドを実行できます。
次のようなパラメータを入力して、「保存して閉じる」をクリックします。
- Username: SSH でのログイン ユーザ。
- Password: Username で指定したユーザのパスワード。
- Command to Run: 実行するコマンド。今回は Linux の wall コマンドで、コンソールに適当な文字列を表示してみます。
ちなみに、接続先の IP アドレスは、Prism で認識している VM の IP アドレスが利用されるようで、プレイブックには入力しません。
プレイブックの名前(今回は test-playbook-01)を入力します。
そして、ステータスを「有効」に変更してから保存します。
プレイブックの実行
Prism Central の VM 一覧画面から、X-Play のプレイブックの手動実行により、VM に対して SSH でコマンド実行してみます。
画面左上 → 「仮想インフラ」→「仮想マシン」を開きます。
vm01 という起動中の VM があるので、VM コンソールを開いておきます。
VM コンソールには、プレイブックで指定したユーザでログインしておきます。
vm01 を選択して、「アクション」→「プレイブックを実行」を開きます。
さきほど作成したプレイブック「test-playbook-01」を選択して、「実行」をクリックします。
画面上部に、プレイブックが実行されたメッセージが表示されます。
vm01 のコンソール画面に、プレイブックに入力した wall コマンドのメッセージが表示されます。
以上。