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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

ESXi 6.0 で Nested Nutanix CE を構成してみる。

Nutanix CE を ESXi 6.0 の VM にインストールして、シングル クラスタを構成してみます。

  • ESXi の管理には vCenter の vSphere Web Client を使用しています。
  • Nutanix CE のバージョンは ce-2017.01.10-stable を使用していますが、
    ce-2017.07.20-stable.img でも同様です。
  • ESXi のデータストアは SSD を使用しています。

なお、今回は Nested Nutanix CE 特有の部分を中心に説明して、一般的な Nutanix CE インストール部分は簡単に済ませています・・・

VM の作成

下記のような設定にします。設定項目の名前は、vSphere Client ではなく vSphere Web Client(vCenter の)の表記です。

  • 仮想マシンのバージョン: ESXi 6.0 以降 (VM バージョン 11 / vmx-11)
  • ゲスト OS の選択: Red Hat Enterprise Linux 7 (64 ビット)
    AHV のベースとなる CentOS 7 なので、それに近い RHEL7 を選択。
    「CentOS 4/5/6/7」もあるが、CentOS 7 自体には RHEL7 のほうがよさそうな気がするため。
  • CPU: 4
    物理CPUコアが2でも、Hyper-Threading で 4 スレッドあれば設定可能。
    Nested Hypervisor として使用するので「ハードウェア アシストによる仮想化をゲスト OS に公開」チェックを ON にする。
  • メモリ: 16GB
    VMのメモリ容量を大きくするとCVMのメモリ割り当てが大きく(16GB)なるので、Nutanix CE インストール時は最少の 16GB にしておく。
  • 仮想 SCSI コントローラ: VMware 準仮想化
  • 仮想ハードディスク: 200GB と 500GB
    どちらも Thin Provisioning。
  • 仮想NIC: vmxnet3 の NIC を1つだけ接続。VLAN ID 4095 でプロミスキャスモード有効のポートグループを指定する。
  • 仮想フロッピードライブは不要なので削除。

下記のような感じです。

f:id:gowatana:20160922235938p:plain

 

VM のディスク構成変更

Nutanix CE のインストール イメージ ファイルを VM に接続します。

Nutanix コミュニティ サイトからダウンロードしておいた インストール イメージを解凍して、ESXi のデータストア上に作成されている Nutanix CE をインストールする VM のフォルダに配置します。

配置するファイルは下記の2つです。

  • インストール イメージ ファイル: ce.img
  • VMDK ディスクリプタ ファイル: ce.vmdk

インストール イメージ ファイル: ce.img

ダウンロードしておいた ce-2017.01.10-stable.img.gz を解凍して、ce.img にリネームしたものを配置します。

# tar zxf ce-2017.01.10-stable.img.gz
# mv ce-2017.01.10-stable.img ce.img

VMDK ディスクリプタ ファイル: ce.vmdk

VMDK ファイルのデスクリプタ ファイルは、テキストエディタで作成してからデータストアに転送するか、SSH で ESXi に接続 して vi 等で作成します。

ファイルの内容は、下記のサイトのファイルを参考にしました。(ファイル名と VM バージョンだけ環境に合わせて変更)

www.virtuallifestyle.nl

今回の ce.vmdk ファイルの内容です。
ID などは VM に接続したときに自動追記されるので削除してみました。
まだ修正できる箇所はあるかもしれません・・・

gist.github.com

VMDK のデバイスノード変更

VM の「設定の編集」で、ディスク構成を変更します。
VM の BIOS での起動設定を変更するのが面倒なので、まず SCSI デバイスノードを変更してしまいます。

  1. VM の「設定の編集」を開く。
  2. ハードディスク 2 (500GB) の デバイス ノードを変更する。
    SCSI(0:1) → SCSI(0:2)
  3. ハードディスク 1 (200GB) の デバイス ノードを変更する。
    SCSI(0:0) → SCSI(0:1)
  4. 「OK」でVM の設定を、いったん保存する。

Nutanix CE のインストール イメージ を VM に接続します。

  1. VM の「設定の編集」を再度ひらく。
  2. 「既存のハードディスク」で ce.vmdk を追加する。SCSI(0:0) になる。
  3. 「OK」で VM の設定を保存する。

インストーラむけディスク認識調整

Nutanix CE のインストーラから、ハードディスク 1 (/dev/sdb) のディスクが SSD として認識されるように調整します。いったん root / nutanix/4u でログインして、下記のように設定します。

[root@localhost ~]# echo 0 > /sys/block/sdb/queue/rotational
[root@localhost ~]# cat /sys/block/sdb/queue/rotational
0
[root@localhost ~]# exit

Nutanix CE のインストール

VM をパワーオンすると未セットアップの Nutanix CE が起動されるので、install ユーザでログインすることで、インストールを進めます。

  1. install ユーザでログインする。
  2. キーボード指定: jp106
  3. Host(AHV) と CVM のアドレス(IP、サブネットマスク、Gateway)を指定する。
  4. 「Create single-node cluster ?」のチェックは外したままにする。
    Single-node Cluster を作成するつもりでも、これまで失敗することが多かったので後から cluster create コマンドで手動構成しています。
  5. CE EULA をすべて読んだうえで(下までスクロールしたうえで)ライセンス同意して「Start」する。 

Nutanix Cluster 作成

CVM にログインして、cluster create コマンドでクラスタを作成します。
今回は Single-Node Cluster です。

nutanix@NTNX-419d7d2f-A-CVM:192.168.1.191:~$ cluster -s 192.168.1.191 create

クラスタの作成が成功したら、Web ブラウザから CVM に https 9440 番ポートでアクセスします。admin / admin でログインした直後に、パスワード変更、NEXT アカウントでの認証があります。

f:id:gowatana:20160923025138p:plain

AHV への VMware Tools のインストール

Nested 環境では、VMware Tools がインストールされていると便利なので、AHV にインストールしてしまいます。AHV は CentOS 7 ベースなので、VMware Tools としてopen-vm-tools を yum install します。

AHV には DNS サーバと、YUM リポジトリの参照が自動的に設定されているので、root でログインすれば yum install コマンドで RPM がインストールできてしまいます。

[root@NTNX-419d7d2f-A ~]# yum repolist
Loaded plugins: fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.riken.jp
 * extras: ftp.riken.jp
 * updates: ftp.riken.jp
repo id                            repo name
!base/7/x86_64                     CentOS-7 - Base
!extras/7/x86_64                   CentOS-7 - Extras
!updates/7/x86_64                  CentOS-7 - Update
repolist: 10,119

それでは、インストールします。

[root@NTNX-419d7d2f-A ~]# yum install -y open-vm-tools

サービスを起動しておきます。

[root@NTNX-419d7d2f-A ~]# systemctl start vmtoolsd

これで、vSphere Client / Web Client から AHV の IP アドレスを確認したり、シャットダウンできるようになります。
ちなみに CVM は AHV の上で起動されるので VMware Tools はインストールしません。

以上。