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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix Guest Tools をインストールしてみる。(ce-2018.05.01-stable / Linux 編)

Nutanix CE ce-2018.05.01-stable の Nutanix Guest Tools を Linux VM にインストールしてみます。 

  • VM への NGT インストーラ ISO イメージの接続
  • Linux ゲスト OS 側での ISO イメージのマウント
  • NGT のインストール
  • おまけ
    • CentOS 7 Cloud Image へのインストール
    • NGT と Self-Service Restore

以前の投稿(下記)のときとは異なり、最近の NGT では python-setuptools がインストールされていなくても、インストールできます。

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Nutanix AHV での簡易 VM バックアップ / リストア。

仮想化基盤では、VM への作業の直前にスナップショットを取得しておき、作業が正常に完了できたらそのスナップショット削除する、という運用をすることがあります。

Nutanix AHV の VM で、VM スナップショットでのバックアップ / リストア を試してみます。今回も、Nutanix CE ce-2018.05.01-stable を利用しています。

AHV での VM スナップショット取得

Nutanix には、保護ドメインでのスナップショットと、VM 単位でのスナップショットがあり、AHV では両方のスナップショットを取得できます。一方 AHV 以外のハイパーバイザを利用している場合は、Nutanix としては保護ドメインでのスナップショットのみ取得できます。

今回は、VM への作業前のバックアップとして、VM スナップショットを取得します。

対象の VM を選択してから「Take Snapshot」をクリックして、スナップショットの名前を入力します。

f:id:gowatana:20181223104533p:plain

今回は、上記スクリーンショットの画面を開く前に、すでに VM を停止した状態で snapshot-01 というスナップショットを取得ずみです。このスナップショットの時点では、vm01 が ストレージ コンテナ「st-container-01」に配置されています。 

VM を何か変更

今回は下記の手順で、VM「vm01」のストレージ コンテナを st-container-01 から st-container-02 に移動しました。

結果として、vm01 は st-container-02 に移動された状態になっています。
そして、この作業を切り戻して(作業前の状態に戻して)みます。

f:id:gowatana:20181223105524p:plain

VM スナップショットのリストア

リストア対象 VM を選択して「VM Snapshot」タブを開き、切り戻したい時点のスナップショット(今回は snapshot-01)を選択して、「Restore」をクリックします。

f:id:gowatana:20181223110127p:plain

確認画面が表示されるので、「はい」をクリックします。

f:id:gowatana:20181223110204p:plain

VM は停止された状態で、スナップショット取得時点の状態にリストアされます。ストレージ コンテナの配置も st-container-01 に戻っています。そして当然ながら、この VM を起動するとスナップショットを取得した時点の状態で起動されます。

f:id:gowatana:20181223110521p:plain

ちなみに、ESXi での VM スナップショットを長期保存むけバックアップとして利用することは製品仕様上の禁じ手とされていますが、Nutanix / AHV で取得するスナップショットはバックアップとしても利用できることになっています。

以上。

Nutanix AHV で VM を別ストレージ コンテナに移動してみる。

Nutanix AHV で、VM を別のストレージ コンテナに移動をしてみます。

今回のシナリオは下記です。

  • Nutanix CE ce-2018.05.01-stable の AHV
  • 対象 VMは、vm01
  • vDisk は 1つだけ。VM に接続しているアドレスは scsi.0
  • 移動するストレージ コンテナは st-container-01 → st-container-02
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Nutanix CE むけ acli 踏み台を構築してみる。

Nutanix CE / AHV で acli を利用するときに、通常は CVM に SSH ログインすることになります。自宅ラボ運用を便利にすべく、Linux サーバで acli 踏み台を構築してみました。

まず、SSH 鍵認証で CVM にアクセスできるようにしておきます。

これでパスワードなしで acli が利用できるようになります。

[gowatana@infra-jbox-01 ~]$ ssh -i ntnx-lockdown nutanix@ntnx-n-11-cvm.go-lab.jp /usr/local/nutanix/bin/acli host.list
Nutanix Controller VM
Hypervisor address       Host UUID                             Schedulable  Hypervisor Type  Hypervisor Name
ntnx-n-11-ahv.go-lab.jp  5836f28a-99d4-4fdf-a64e-312617d172da  True         kKvm             AHV
ntnx-n-12-ahv.go-lab.jp  cadb6537-aa8b-421b-b89e-5ab838642417  True         kKvm             AHV
ntnx-n-13-ahv.go-lab.jp  df52e3b3-72b4-4ee1-9a9b-674170f2c603  True         kKvm             AHV
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Nutanix CVM / AHV への SSH 鍵認証。

Nutanix CE の CVM / AHV に、SSH 鍵認証でログインしてみます。今回もバージョンは ce-2018.05.01-stable です。

ログイン元は、Linux の踏み台サーバを想定しています。

SSH 鍵の生成

まず、SSH で利用するために鍵ファイルのペアを生成します。

[gowatana@infra-jbox-01 ~]$ cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 7.5
[gowatana@infra-jbox-01 ~]$ ssh-keygen -t rsa -P '' -f ntnx-lockdown
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Nutanix AHV での CVM 障害時のユーザ VM の様子を見る。(iSCSI まとめ 編)

この投稿は、[2枚目]Nutanix Advent Calendar 2018 の 12/18 です。

これまで、Nutanix CE で、iSCSI 接続の CVM 障害時の様子を見てきました。
今回は、Nutanix Volumes の Volume Group(VG)を、Nutanix 外部のサーバから利用している場合の様子を見てみます。

Nutanix AHV では、分散ストレージファブリック(DSF)上の vDisk を、iSCSI Target として VM や外部サーバに提供します。提供パターンは、下記の 3つです。

  1. VM の vDisk として接続
    (VM → ローカル CVM の iSCSI 接続)
  2. Nutanix Volumes の VG を、VM に直接続する。
    (VM → ローカル CVM の iSCSI 接続。1つ目と同じ)
  3. Nutanix Volumes の VG に、外部サーバ(VM でも可)の iSCSI イニシエータから接続する。
    (iSCSI イニシエータ → どこかの CVM の iSCSI 接続)

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それぞれのパターンで、Nutanix CE の 3ノード AHV クラスタを利用して、CVM を停止してみました。

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Nutanix AHV での CVM 障害時のユーザ VM の様子を見る。(外部 VG 編)

前回は、Nutanix CE / AHV のユーザ VM  に直接続した、Nutanix Volumes(旧 ABS)の Volume Group(VG)について、CVM 障害時の 様子を見てみました。

AHV で VG を利用するときは、物理マシンの OS もしくはゲスト OS の iSCSI イニシエータからの接続か、VM への直接続が可能です。今回は Nutanix 外部のサーバの iSCSI イニシエータから接続されている VG の iSCSI 接続が、別の CVM に切り替わる様子を見てみます。

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Nutanix AHV のメンテナンス モード。

Nutanix AHV にも、ESXi などのハイパーバイザと同様に、意図的に VM を起動しないようにできる「メンテナンス モード」があります。ためしに、Nutanix CE ce-2018.05.01-stable の AHV をメンテナンス モードにしてみました。

今回は、AHV 3ノード クラスタで、それぞれの AHV に VM が起動しています。

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Nutanix AHV での CVM 障害時のユーザ VM の様子を見る。(Local VG 編)

前回は、Nutanix CE / AHV でのユーザ VM の vDisk  について、CVM 障害時の 様子を見てみました。

今回は、ローカル接続している Nutanix Volumes(旧 ABS)による Volume Group(VG)の iSCSI 接続が、別の CVM に切り替わる様子を見てみます。

AHV での VG は、物理マシンの OS もしくはゲスト OS の iSCSI イニシエータからの接続か、VM への直接続が可能です。今回は VM への直接続 です。 

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