NTNX>日記

個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix CE を vRealize Log Insight で見る。(Curator の MapReduce)

Nutanix Bible によれば、Nutanix では、Curator というコンポーネントが、MapReduce でNutanix クラスタ全体のディスク バランシングやスクラブなどの処理をしているそうです。Curatorは 6時間ごとにフルスキャン、1時間ごとに部分スキャンをしているらしいので見てみました。

Nutanix CE からログ転送している Log Insight のインタラクティブ分析で、Curator のログの傾向を見てみました。

  • フィルタは「product = nutanix」と「appname = curator」。
  • 時系列で appname によるグループ化をして、イベント数をカウント。
  • 表示するログの期間は48時間。
  • 1バーは 10分間隔。(見やすいので)

6時間ごとに、高い棒、そして1時間ごとに少し高い棒が見えました。本当に 6時間ごと、1時間ごとに何か処理をしてそうです。

6時間ごとの、高い棒のひとつで、イベントトレンドを見てみます。(グラフ中央あたりで白くなっている棒)

f:id:gowatana:20161024234210p:plain

たしかに MapReduce の Job Tracker による FullScan 関連っぽいログも見当たります。

2016-10-23T08:11:59.165671-07:00 NTNX-245e18fd-A-CVM curator: I1023 08:11:58.686034 4405 mapreduce_job_tracker.cc:859] Removing MapReduce job 367, FullScan MapReduce #4

1時間ごとの、少し高い棒を見てみます。(白くなっている棒のところ)

f:id:gowatana:20161024235141p:plain

部分スキャン風なログが見受けられます。

2016-10-23T09:13:52.928913-07:00 NTNX-245e18fd-A-CVM curator: I1023 09:13:50.038807 4273 mapreduce_job_tracker.cc:859] Removing MapReduce job 369, PartialScan MapReduce

ちなみに、Log Insight にはこんな感じでログ転送しています。

以上。

 

Nutanix CE のバージョンアップ途中での CVM 障害の観察。

3 Node Cluster の Nutanix CE をバージョンアップしている途中で、たまたま CVM 障害が発生した時の様子を記録しておこうと思います。なお、うちの Nutanix CE は ESXi 上の Nested VM なのでよく落ちますが、ちゃんとした物理 Nutanix であれば、商用のアプライアンスでも、CE でも、こんなに落ちないのでしょう。

3 Node Cluster です。

f:id:gowatana:20161023002505p:plain

ちなみに、CPU 4コア (8スレッド) + メモリ 32 GB 搭載のマシンに、4 vCPU + 16 GB メモリ の Nutanix CE を 3台載せています。他にも VM を何台か・・・

続きを読む

Nutanix CE のログを vRealize Log Insight に転送してみる。

Nutanix CE の Syslog を vRealize Log Insight 3.6 (vRLI) に転送してみました。
Blue Medora 社の「Nutanix - Clusters」コンテンツパックを使用します。

f:id:gowatana:20161020014326p:plain

vRealize Log Insight へのコンテンツパックのインストール

vRLI の画面の右上 →「コンテンツ パック」を開きます。

f:id:gowatana:20161020014607p:plain

続きを読む

Nutanix CE で Acropolis Container Services (ACS) 。Part.5

ACS の Nutanix Volume Plug-In による Docker Data Volume を 同じ Docker Host VM にある 2つのコンテナに接続して、データが永続化される様子を見てみようと思います。

前回はこちら。

今回は、Docker Machine を実行するクライアントから、直接 Docker Host に SSH して Docker コマンドを実行しています。

今回の構成

  • Docker Machine Client: vm01
  • Docker Host VM:  docker-vm-01
  • Docker Container #1: ct01
  • Docker Container #2: ct02
  • Docker Data Volume: ntnx-vg01 (Voluem Driver = nutanix)
続きを読む

Nutanix CE で Acropolis Container Services (ACS) 。Part.4

ACS の Nutanix Volume Plug-In による Docker Data Volume を、Docker Host 側から見てみようと思います。ACS では、Nutanix の Acropolis Block Services (ABS) という機能による iSCSI 接続の Volume を使用しています。

前回はこちら。

ABS については、こちらもどうぞ。

続きを読む

Nutanix CE で Acropolis Container Services (ACS) 。Part.3

今回は、Docker Data Volume の Nutanix Volume Plug-In をセットアップして、Docker コンテナを起動をしてみます。 

前回はこちら。

前回作成した Docker Host VM「docker-vm-01」が起動しています。

[gowatana@vm01 bin]$ docker-machine ls
NAME           ACTIVE   DRIVER    STATE     URL                     SWARM   DOCKER    ERRORS
docker-vm-01   -        nutanix   Running   tcp://10.1.1.204:2376           v1.12.2

 

続きを読む

Nutanix CE で Acropolis Container Services (ACS) 。Part.1

Acropolis Container Services (ACS) を、Nutanix CE で試してみました。
ACS は Nutanix 環境で Docker を使いやすくするための機能群です。今のところ、対応しているハイパーバイザは Acropolis Hypervisor (AHV) だけのようです。

Nutanix Web サイトでの ACS の説明は、下記にあります。

Nutanix Bible での ACS の説明は、このあたりです。

ACS 関連のドキュメントやファイルは、Nutanix コミュニティ サイトからでもダウンロードできます。

Download Acropolis Container Services (Docker)
※NEXT アカウントでのログインが必要です。

続きを読む

Nutanix Cmdlets を PowerShell で読み込む。(Add-PSSnapin)

Nutanix Cmdlets は、デスクトップなどのショートカットアイコンから起動できます。

f:id:gowatana:20161015032705p:plain

ショートカットは、Nutanix Cmdlets のインストール時に作成されるものです。

ある日気が付いたら、Windows 10 にインストールしていた Nutanix Cmdlets が、デスクトップのショートカットから起動できなくなりました。

ショートカットの Run.bat を実行すると・・・

f:id:gowatana:20161015032852p:plain

Run.bat から読み込む PowerShell の Snapin を読み込んでみました。

 

続きを読む
©2023 gowatana
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスこの 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。