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個人的な趣味による Nutanix Community Edition 日記。Japanese のみですみません。

Nutanix CE からの VM(vDisk)エクスポート。

Nutanix CE 上の VM を、他の環境で使用すべくエクスポートしてみました。

Acropolis Hypervisor(AHV)の Nutanix の場合、VM は iSCSI で vDisk と接続されますが、それとは別に、Nutanix DFS のコンテナは NFS で外部からアクセスできます。そこで Linux から NFS マウントして、VM の vDisk をエクスポートしてみました。エクスポートとはいっても、vDisk のファイルを qemu-img コマンドで形式変換して別ファイルとして保存するだけです。

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 今回登場するサーバは CVM とただの Oracle Linux の 2台です。それぞれプロンプトが下記のようになっています。

  • Nutanix の CVM → nutanix@NTNX-ae6619e0-A-CVM:10.1.1.21:~$
  • NFS マウントする Linux →  [root@vm01 ~]#

エクスポートした vDisk は、OpenStack のイメージサービスに登録してみます。

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Nutanix CE の Cassandra をのぞいてみる。

Nutanix の Cassandra をのぞいてみました。

CVM のバージョンはこれです。

nutanix@NTNX-ae6619e0-A-CVM:10.1.1.21:~$ cat /etc/nutanix/svm-version
4.6r11

cassandra-cli でを起動して、

nutanix@NTNX-ae6619e0-A-CVM:10.1.1.21:~$ cassandra-cli
Welcome to cassandra CLI.

Type 'help;' or '?' for help. Type 'quit;' or 'exit;' to quit.
[default@unknown]

localhost の 9160番ポートに接続します。

[default@unknown] connect localhost/9160;
Connected to: "7427652206174240679" on localhost/9160
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Nutanix OVM 2015.1.0 の OpenStack Horizon Dashboard でのオブジェクト削除時の問題対応。

Nutanix OpenStack Servieice VM(OVM)2015.1.0 で、Horizon ダッシュボードでオブジェクト(インスタンスなど)を削除すると必ずエラーになってしまいます。

問題の様子

ためしに、インスタンスを削除すると・・・

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どこかがおかしくなりました。

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図解 Nested Nutanix CE。

ESXi など VM に Nutanix CE をインストールすと、Acropolis Hypervisor が KVM なので、いわゆる Nested KVM になります。

いまさらですが、Nuanix Meetup#7 の話の一部を・・・

Nested Virutalization

ハイパーバイザは、通常は物理サーバにインストールされます。しかし検証目的などでVMにハイパーバイザをインストールすることがあり、それは「Nested Virtualization」や「Nested Hypervisor」と呼ばれたりします。

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VMTN の Nested Hypervisor のバイブル的ドキュメント。

communities.vmware.com

 

Nested Nutanix CE

商用の Nutanix は、ハイパーバイザを ESXi / Hyper-V / Acropolis Hypervisor から選択できます。そしてそのハイパーバイザ上で、CVM(Controller VM)と、普通に様々な用途で利用される VM が起動します。
HW とソフトウェア(ハイパーバイザと CVM)はセットで提供されます。

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Nutanix CE(Community Edition) の場合は、
ハイパーバイザは必ず Acropolis Hypervisor(AHV)になります。

また、インストールするHWは、自分で調達することになります。そして、ESXi や VMware Workstation のように、仮想化ソフト側で Nested Virutalization に対応していれば、Nested Nutanix として VM にもインストールすることができます。

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Nutanix CE の AHV は KVM なので、Nested Nutanix とは Nutanix KVM です。

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そのため、Nested Nutanix CE を試していて何か問題が起きたら Nested KVM についての情報も参考になるはずです。
ちなみに、Ravello Smart Lab で提供されている Nutanix CE On Demand も、Nested Nutanix CE です。

以上。

Nutanix CE で OpenStack。Part6: 不要サービスを登録削除してみる。

Nutanix の OVM を使用すると、Horizon Dashboard での「システム情報」には、デフォルトで登録されているサービス情報があります。必要なサービスは再起動時にまた登録されるので、不要そうなものはいったん削除してみます。

Horizon Dashboard「システム情報」の様子

デフォルトでは、「ovm」と「localhost.localdomain」というホストのサービスが登録されています。また、ovmctl でのセットアップの都合により不要なサービスが追加登録されます。

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Nutanix × OpenStack 連携デモ。(Meetup #10)

Nutanix Meetup #10 で、Nutanix + OpenStack 連携のデモをしてみました。
Ravello 環境で、Nutanix CE を OpenStack から操作してみました。

Nutanix + OpenStack の概要

  • Nutanix CE のハイパーバイザは、KVMベースのAcropolis Hypervisor(AHV)です。
  • OpenStack からは、AHV ではなく Nutanix クラスタ単位で管理されます。
  • OpenStack が Nutanix を操作する場合、Prism (Nutanix の CVM)経由になります。AHV に直接アクセスされるわけではありません。

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